どこまで回復できるのか、挑戦
トレーナーの石原です。
つい先ほど、たまたまTwitterを開いたときに
流れてきた記事
今夜の奇跡体験アンビリバボーは
— 武井壮 (@sosotakei) September 26, 2019
皆さんに絶対見てもらいたい内容です。。誰もが生きる勇気をもらえる物語がそこにあります。。
お楽しみに。。https://t.co/O3EL1JCxTf
私も非常に尊敬するアスリート、武井壮さんのご投稿でした。
番組開始の約10分前、
こういうタイミングで観れる番組は、
自分のためになることがほとんどなので、
テレビをつけて観ていました。
〇番組の概要はこちら
https://thetv.jp/news/detail/206192/
大学ラグビーの練習試合中、
スクラムが崩れた際に頸椎を損傷、
T5～T6の脊髄損傷を受傷してしまった方の物語でした。
実はこれまでのトレーナー人生で、
脊髄損傷の方のトレーニングをサポートさせていただける機会が
多々あります。
初めての方はジムに勤務していた時、
仕事中の事故で、胸椎の脊髄損傷を受傷した方でした。
その方は超ポジティブな、何でもご自身でこなしてしまう、
私にとってはスーパーマンのような方。笑
車いすを後ろから補助しようとしても、「ハンドルがない...」
お食事をご一緒したとき、
お店の入り口にスロープや段差があった場合でも、
何事もなかったかのようにお一人でお店に入られる方です。
その方は超ポジティブでチャレンジ精神にあふれており、
パラリンピックのトップ選手からお借りした競技用車いすでマラソンに挑戦され、
その合宿に同行させていただいたこともあります。
私はクロスバイクで必死に追いかけましたが、
トップ選手のスピードについていくのが精いっぱいで...
脊髄損傷という、私には想像がつかないほどのケガをされた方々の、
とてつもないエネルギーに、ただただ感動したことを覚えています。
ちなみにその方、
今はクライミングに没頭され、手だけで壁を登っています...驚
私も挑戦しましたが、全身を使っても難しい競技で、
改めてその凄さに度肝を抜かれました。。。
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そして、今年に出会った方は、
頸椎損傷により車いす生活になられたばかり、
退院して間もないころでした。
その方も元々スポーツ万能だった方、
やっぱり超ポジティブなその方は、色々な試行錯誤を重ねながら、
「何ができて、何ができないのか」という壁と向き合いながら、
残っている機能をもっと高められないか、発見できないかと
トレーニングを重ねられており、
私もそのサポートをさせていただいております。
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話は戻り、今日の番組を見て、
今の自分が、もし当たり前のように使っている手足が動かなくなり、
当たり前のようにしていたことができなくなったらどうなるだろうか、
もし、もっと身近な人が受傷したら、 などと考えておりました。
この番組の主役の方のように、もしかすればそれ以上の精神的ダメージを受けて、
立ち直れないかもしれない。
これまで超ポジティブな、そして屈強な方々を間近に見てきたので、
同じように挑戦できるのか、
など、やはりどうイメージを膨らませても、
あくまでそれはイメージでしかありません。
ジム勤務時にお会いした、スーパーマンのような方も、
今サポートさせていただいている方も、
想像もつかないほどの苦しみを乗り越えて、
または今もなお苦しみながら過ごしておられるのだろうか、
当事者にならないと分かるはずもないのかもしれません...
最後に、そのスーパーマンのような方からいただいたアドバイスを
『周りの人は、「腫れ物に触る」様でも、「傍若無人」でもいけないんです』
『そして、どれだけ周りがお膳立てしても、本人の意思が最も尊重されるということです』
『変えられることは変える努力を、変えられないことはそのまま受け容れましょう。
起きてしまった事を嘆いているよりも、これからできることを考えましょう』
とのお言葉をいただきました。
今日の番組の主役の方も、
ご本人の凄まじい努力と、周囲の方々のサポートが噛み合った結果、
大きな夢を掴むことができたのかもしれません。
トレーナーという専門職を通して、
少しでも大きな力になれるように、まだまだ磨いていきたいと思います。
